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コロナ禍でどうなるかと思っていた英国展や英国フェアなど、イギリス好きにとっても一大イベントが各地で次々と開催されていますね!
東京・三越日本橋本店での英国展はコミケ並みでしたし、ジェイアール名古屋タカシマヤの英国展や博多阪急英国フェアなどでも、スコーンやクロテッドクリーム、限定の英国菓子は大人気だったようです。
英国やイギリスというとスコーンが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、最近はこれらのイベントの人気度からもわかるように、様々な英国菓子が巷で見受けられるようになりました。トライフルとかキャロットケーキ、ショートブレッド、クリスマスプディングなどなど。また、英国菓子教室The British Pudding主宰の砂古玉緒先生の監修のもと、NHK連続テレビ小説「マッサン」でスコットランド料理やお菓子が出てきたことも人気の後押しとなったのかもしれません。
近年人気を博しつつあるとはいえ、フランス菓子に比べればまだまだお店が少ないのも事実。そんな美味しい英国菓子をいつでも簡単に作って食べられたら素敵だと思いませんか?
そんな中、ここでもしばしばご紹介していましたモーニングトンクレセント東京(モンクレ)・ステイシー先生の待望のご著書『Mornington Crescent 東京の英国菓子』が出版されました~!!!

著書の中身を書き写すわけにはいきませんが、上記のアマゾンリンク内で一部ページの中身が見られます。
ジャムローリーポーリーと、ソーセージロールなどに用いるラフパフは、ここでレシピが公開されているではありませんか!何というサービス精神!
英国菓子とフランス菓子ってどう違うの?
英国菓子とフランス菓子の両方を習って、思いつく両者の違いは以下のことでしょうか。
英国菓子 | フランス菓子 | |
---|---|---|
見た目 | 全体的に素朴 | デコレーションなど華やか |
スポンジ | 重め(バターたっぷり) | 軽め(バターの含有量は少ないorなし) |
クリーム | バタークリームやカスタード率も高い | 生クリームが圧倒的に多い |
食感(触感) | しっかり、どっしり系が多い | ふわふわ系が多い |
一緒にいただくドリンク | ミルクティーが圧倒的多数! | コーヒー、紅茶 等々 |
こちらはざっと思い浮かぶイメージ+管理人が学んだことなので、必ずしもすべてこの通りとは言いませんが、傾向としてはこのような感じです。
あとは、英国人はチョコレート、トフィー(練乳を缶ごと煮詰めてキャラメル上にしたもの)、メレンゲなどがやたら大好きだったり、生活の知恵から生まれたお菓子が多かったり(例:固くなった食パンを消費するために作られたブレッド&バタープディングやアップルシャーロットなど)、逸話や背景に着目してみるのも非常に興味深い!
フランス菓子のような派手なデコレーションはないけれど、見た目素朴な英国菓子は素材の味がそのまま如実に現れるもの。そして何より、それらを分け合って楽しく美味しいティータイムを過ごすべく、イギリスの各家庭でそれぞれの味があるというのも興味深いもの。結構はまってしまいますよ。
『Mornington Crescent 東京の英国菓子』で作れるお菓子は?
上記リンク内で公開されているイメージの中から、目次を見てみましょう。
(Amazonの書籍ページより)
全部で8章+αの構成。
8章の中に52種類の英国菓子、パーツにも5種類、その中にバリエーションも紹介されているので、さらにさらに作れる品数は膨大です!
マスタークラスでは基本的な技術のポイントがしっかり説明され、コラムでも英国菓子にまつわるストーリーや、イギリス人の先生ならではの思いなど、読み物としても楽しそう!
1.クラシックなレシピ
スコーン3種、キャロットケーキ、コーヒー&クルミのケーキ、ヴィクトリアスポンジケーキ、レモンドリズルケーキ、レモン&ポピーシードドリズルローフケーキ、バッテンバーグケーキと、英国・イギリス好きの皆さまにはおなじみのラインナップ!
2.昔懐かしいレシピ
レモンカード入りバタフライケーキ、コーンフレークタルト、トリークルタルト、ブレッド&バタープディング、ヴィクトリア朝のジェノアケーキ、スイスロール、シードケーキ、メイズオブオナー、ジャムローリーポーリーと、伝統的な数々が掲載されています。
3.ビスケットのレシピ
ショートブレッド、ミリオネアショートブレッド、ブランデースナップ、グーズナケーキ(という名のビスケット)、フラップジャック、ジンジャーブレッドマンと、お紅茶にと~ってもよく合うレシピたち!プレゼントにも喜ばれます。
4.ブラムリーアップルのレシピ
ブラムリーアップルは近年は日本でも手に入りやすくなりましたし、英国展や英国フェアで提供される英国菓子でもしばしば使われているので、ご存じの方も多いかと思います。
そのままでは酸っぱいクッキングアップルなのですが、調理すると煮溶けて甘酸っぱく本当に美味しい!お菓子は勿論、豚肉などにもよく合うのです!
アップルパイ、クランブル、アップル&ハニーローフケーキ、アイリッシュアップルケーキ、イブズプディングと、どれも作りやすいのに激ウマなものばかり!
5.果物と野菜のレシピ
ルバーブクランブルタルト、マーマレードケーキ、ジンジャードリズルケーキ、グーズベリークランブルケーキ、バノフィーパイ。
そうそう、英国菓子は「甘酸っぱいフルーツ×クランブル」の組み合わせも最高!
6.地方にゆかりのあるレシピ
イギリス(というか英国)というとロンドンを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は気候も水質も文化も英語の訛りも多種多様な、何回行っても行き足りない、いや、むしろ行けば行くほどさらに奥深く知りたくなる、と~っても興味深い国なのです。だから、いろんな地域にちなんだお菓子があり、各地で楽しみたくなるのです。
ダンディーケーキ、ベイクウェルタルト、アイリッシュティーブラックケーキ、イートンメス、ギネスチョコカップケーキ、チョーリー&エクルス&バンブリーケーキ、ヨークシャーパーキンジンジャーブレッド、ファットラスカルなどなど。
7.オーブンを使わないレシピ
オーブンを持っていない方もご安心を!
お鍋で蒸したり、冷蔵庫で固めたりという方法で作れる英国菓子も多数あるんです!
ここでは、スチームスポンジプディング、スティッキートフィープディング、ウェルシュケーキ、チョコレートティフィン、シェリートライフルが紹介されています。
ウィリアム王子は花婿ケーキとしても選んだのだとか!英国人がチョコレート大好きであることがうかがえます。
8.幸せなお祝いのレシピ
イースターやクリスマスなど、お祝いの際にみんなで食べるおめでたいケーキたち!
イースターシムネルケーキ、ホットクロスバンズ、ミンスパイ、クリスマスケーキ、クリスマスプディングと豪華なラインナップ!
実は管理人、かつてマジパンが大の苦手でした。今も市販のマジパンは苦手なのですが、こちらのレシピでステイシー先生に教わったマジパンは本当に本当に美味しく、マジパンが「敵」から「味方」に変わりました!
同じく、ミンスパイもイギリスのスーパーで購入したものは苦手でしたが、モンクレで教わって「ミンスパイってこんなに美味しかったの?」とそれまでの思い込みが完全に覆されました!
→みなさん、是非こちらのレシピでトライしてみましょう。
美味しいスコーンと英国菓子のレシピ本『Mornington Crescent 東京の英国菓子』まとめ
モーニングトンクレセント東京のステイシー先生のレシピ本『Mornington Crescent 東京の英国菓子』を予告編としてご紹介してきました。
ご自分で作るのが大好きな方は勿論、食べるのは好きだけど、お料理はちょっと・・・ましてやお菓子なんて!という人にとっても、見ているだけでワクワクする上、読み物としてもとっても楽しいレシピ本です。
手軽に作れるので、初めての方にもトライしてみてほしいけれど、作らなくても、これを読んで英国展や英国フェアに行くと、今までよりも一層楽しめること間違いなし!
レッスンに通う管理人が、通い始めた当初から先生に何度も「本を出してください!」と話しては夢見ていたものですが、この度実現してもらえて本当に嬉しいです!
自信を持ってオススメできる一冊です!
一応これでも、50~60種類以上はレッスンで教わったはずなのですが、まだまだ!
お読みくださり、ありがとうございました。
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